【ニュースレター】余剰食品を地域の子ども食堂に寄付

2022年7月13日

株式会社Studio Bros.

 

余剰食品を地域の子ども食堂に寄付

廃棄行きの食パンが地域住民を笑顔に、そしてロスパン0へ

 

 ベーカリー事業を通して、女性活躍推進やキャリア支援を目的とした活動を実施している株式会社StudioBros.(住所:広島市中区、代表取締役:赤井友昭、読み:スタジオブロス、以下「スタジオブロス」)は、行き場を無くした廃棄予定の食パンゼロを目指し、地域の子ども食堂へ提供することを開始しましたのでお知らせします。

販売はできないがまだ食べられるものを、廃棄するのではなく寄付するという形で美味しく食べてもらい、食品ロス削減と地域への恩返しを目的に活動を継続していきます。

 日本では、原材料価格の高騰による食卓への影響、子どもの貧困、孤食、栄養不足なのに肥満の増加など…食に関する社会問題がさまざまあります。中でも、本来は食べられるのに捨てられる食品、いわゆる食品ロスの量は、2020年度年間522万トン(※1)にのぼり、これは人口ひとり当たり年間41キロ以上(※2)の食品を廃棄していることになります。一方、世界では食の需要と供給のバランスが崩れ、食料危機や飢餓など食の不均衡が起こっています。世界の食が均等に行き届くためにも「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)のターゲットの1つにある、【2030年までに世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させる】ということについて、私たち一人ひとりが持続して減らすことが急務です。

 

(※1)我が国の食品ロスの発生量の推計値(2020年度)の公表について

https://www.env.go.jp/press/111157.html

(※2)算出方法:2020年国勢調査 の人口を引用し、食品ロス年間522万トンを2020年度の人口から算出

https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2020/kekka/pdf/outline_01.pdf

 

【食品ロスについて構想】

 『始まりの食パン』を県内2店舗運営するスタジオブロスでは、この状況を危機的な問題と捉え、製造販売の工程で出た事業系食品ロスを無くす活動を行っています。

 「なるべく商品を充実させたい」と「ロスを出したくない」という、相反する想いの中で、製造本数の緻密なコントロールや、食パンからラスクへの2次加工など試行錯誤を繰り返している日々です。しかしながら、急な天候不良など販売予定本数に達さず食品ロスが発生することもあります。廃棄を選択をせざるを得ない状況を打開すべきときに、『三次いしだたみ子ども食堂』の活動を知り、廃棄行きのパンが少しでも役に立てればというきっかけで活動が始まりました。泣く泣く廃棄せざるを得ないロスパンが誰かの笑顔につながることを大変嬉しく感じ、現在では、店舗のある三次市と広島市安佐南区川内の子ども食堂へ定期的に食パンの提供を実施しています。同時に、食品ロスの実情を知ることで“つくる責任”を感じ、製造工程の見直しや販売方法の当たり前レベルを引き上げ、会社全体で取り組んでいます。


【提供する食パンは?】

 廃棄予定となったパンを冷凍保存し、お渡ししています。日々製造販売を繰り返していますので、焼き上げた当日に冷凍保存をしておくことで、水分や美味しさを保つことが可能です。提供の種類は、『始まりのプレーン』をはじめ、『始まりのレーズン』など提供しています。

 

 

【提供先 子ども食堂】

三次いしだたみ子ども食堂

 

 

 

 

 

 

提供場所

〒728-0021 広島県三次市三次町1263 

 

提供日

週に1回(本数はその時によって変動あり)

 

提供内容

コロナ感染防止のため、利用者へ解凍した食パンを提供

(今後は調理し食堂メニューとして提供したいと考えられています)

 

子ども食堂の方からの声

利用者様に『始まりの食パン』の提供をお知らせした時、登録者数もとても増えるなどご好評いただいている。半日で50本ほどがなくなる人気ぶり。

 

利用者からの声

あまりに美味しく、実際に店舗まで購入しに行ってみました。

 

川内にこにこ食堂

提供場所

〒731-0102広島県広島市安佐南区川内3丁目8-25

 

提供日

月1回 毎月第4木曜日

 

提供内容

コロナ感染防止のため、利用者へ解凍した食パンを提供

 

子ども食堂からの声

「始まりの食パンが頂けるなんて感激です。」と、言われる利用者様が多く。いつも大人気で、あっという間になくなってしまいます。

全員に渡せないときはスタッフでカットしてお渡ししているぐらいです。

 

利用者からの声

始まりのレーズンを頂きました。

しっとりしていてとても美味しかったです。

家族で美味しくいただきました。

 

『始まりの食パン』代表 赤井慎司 コメント

 始まりの食パンは、川内店・三次店とも主に地域住民の方々にご愛顧いただいて成り立っています。我々も地域に貢献できるよう地産地消の材料を使用したり、様々なイベントに参加させて頂いたりしています。

 日々の営業の中でどうしても発生してしまうロスパンを「いかに廃棄することなく召し上がっていただけるか」という問題と、「地域へ貢献したい、地域住民の方々に何か恩返ししたい」という気持ちの一つの答えとして子ども食堂への寄付という形に至りました。

 今後も継続的に寄付させて頂き、地域の皆様へ恩返しができれば幸いです。

また、大きなことは言えませんが、このような小さな活動を続けることが、世界が掲げているSDGsへの一歩につながるものと信じております。

 

2022年8月に「始まりの食パン 川内店」が2周年を迎えます。2周年を迎えるにあたり、消費者が求める食パンナンバー1を決めるイベントを開催しています。アンケートの結果を踏まえて、消費者が選んだ食パンを8月以降販売します。

 

「はじぱんグランプリ2022!」https://forms.gle/gfffw4HMzsyjvd4GA  

 

店舗概要

 当店では【高級】という文言は一切使わず、生活の中に当たり前にある存在として、多くの人々の人生という物語に寄り添える食パンを提供したいという想いを込めています。皆さまにとって一日の始まりがいつもより少し素敵なものになるような食パンをお届けします。

 

 

株式会社Studio Bros.概要

所在地:広島県広島市中区三川町5-4 わたりびる2F

代表取締役:赤井友昭

設立:2020年5月

事業内容:ベーカリーの経営

始まりの食パン公式サイト:https://www.hajimarinosyokupan.com/

 

『始まりの食パン』取締役社長 赤井慎司(あかい しんじ)プロフィール

1978年生まれ。福岡県の大学卒業後、サービスとは何か?の答えを見つける為、お客様との直接的な関わりを求めて、アパレル業・飲食業・営業を経験。さらにはサービスの根底にあるモノづくりの知識を学ぶため、製造業にて実際の現場や管理部門に従事し、大学卒業後20年、未だサービスの神髄を探求中。

そんな折、弟の友昭からの誘いを受けて食パン事業の立ち上げに参画。これまでの豊富な経験を活かし、食パンを通して、お客様の人生の一歩である今日という日の幸せな”始まり”をご提供できるよう日々奮闘中。食べることが大好きだが、パクチーは苦手。40代転職のロールモデルとなることを目指します。