【ニュースレター】<広島在住の子育て世代に聞いた> 物価高騰で消費行動に変化は? 子育て世代の不安と本音 緊急調査アンケートを実施

<広島在住の子育て世代に聞いた>

物価高騰で消費行動に変化は?

子育て世代の不安と本音 緊急調査アンケートを実施

 

 

◆調査背景

2022年10月の総務省による調査で、消費者物価指数は、前年同月に比べ、3.7%上昇しました。ロシアによるウクライナ侵攻・円安などの要因から、物価は上がり続け、冷凍食品を始め、生活と切っても切れない商品も値上がりしています。物価高の影響を、消費者の多くが日々の生活で感じているのではないでしょうか。

そこで、株式会社peekabooが運営するひろしま子育て情報サイト「pikabu」(ピカブ)では、広島在住の子育て中の世代の生活に、物価高騰がどのような影響を与えているのかを調査。これからの生活への不安についての声も集めました。

本調査では、広島在住で20~49歳の妊娠中・子育て中の男女105名に調査を行っています。

 

◆調査トピックス

◇広島の子育て世代は、物価高を感じている?

◇物価高であきらめたものは「特にない」が7割。物価高対策はとっている?

◇物価高による今後の生活への不安と本音

 

◇広島の子育て世代は、物価高を感じている?

【最近の物価についてどう思いますか?】

「とても上がった」、「少し上がった」と答えた人は全体の99%でした。ほとんどの人が物価高を実感しています。

 

【上記の質問でとても上がった、もしくは少し上がったと回答した方へ。値上がりしたと感じているものをお選びください複数回答可】

92%の方が上がったと感じているのは「食品」でした。そのほか、ガソリン、日用品など日々必要なものが上がったと実感しているようです。

また、子どもの塾・習い事の値上がりを指摘する声もあり、子育て世代の出費はさまざまな場面で増えているようです。

 

【物価が上がったことで、低価格のものを選ぶようになったものはありますか?複数回答可】

低価格の「食品」「日用品」を選ぶようになった、という人が多い一方で、「特にない」と答えた人は22.9%でした。

 

◇将物価高であきらめたものは「特にない」が7割。物価高対策はとっている?

【物価高の影響で、予定をしていたがあきらめたものはありますか?】

あきらめたものは「特にない」は、70.5%でした。続いて、高額商品、旅行、ブランド品の購入をあきらめた人が多い結果となりました。

物価の高騰は感じているものの、大きく消費を抑えるような行動はとっていないようです。

 

【物価の高騰で、何か対策を行っていますか?※複数回答可】

対策について聞いたところ、「特に何もしていない」が最も多く、42.9%でした。

一方で、節約・資産運用といった今の収入内での対策のほか、副業・転職といった、これからの収入を増やそうとする対策も見られます。

 

【今後物価高が続くとしても、お金を費やしたいと思うものは何ですか?】

同率一位は「食品」と「子どもの教育費」で52.4%した。また、「旅行・レジャー」が44.8%と高い数字で続きました。教育・旅行といった、形はないものへの出費は維持したいという子育て世代は多いようです。

 

◇物価高による今後の生活への不安と本音

【物価高による今後の生活に不安はありますか?】

物価高に「とても不安がある」「不安がある」と答えた人は、86.6%でした。程度の差はあれ、多くの人が何らかの不安を感じているようです。

 

 

【今回の物価高で具体的に困っていること、言いたいこと】

今回のアンケートでは、実際に困っているエピソードや、これだけは言いたい、という声も聞きました。

 

・気軽にスーパーに買い物に行ったら余計な物は買ってないのにビックリする会計でした。

・主人の好きなちくわ、きゅうり、もやしの三大安い食料が値上がりしているので、物価高を顕著に感じます。特売日でいつもの値段くらいなので、なかなか手を出しにくく献立に困っています。

・ビールの値上げが痛いです。1週間で1ケースは飲むので。子どもには不自由させたくないので、大人が何かをがんばるしかないかなと思います。

・ガソリン代がとにかく高すぎる…車1台で月5万以上の燃料代が……電気自動車の導入も考えるが、大きなお金を工面するのが難しく、一歩踏み出せない。

・子どもの医療費は無料にしてほしい。せめて予防接種(任意接種)は全部無料に!親の所得で児童手当を制限するのをやめてほしい。

・子どものミルクやおむつが高い。今、育休中で収入ないから苦しい。旦那も私も奨学金まみれなので貯金はできない。通帳はマイナス。

・物価はどんどん上がるのに自分や夫の給料が上がる訳ではないことが辛い。

・物価が上がるのに給与が上がらないのは負のスパイラルだと思う。

 

特に、「普段欠かせない卵、牛乳などの食品が高い」「子どもの医療費補助を見直してほしい」「給与が変わらないのが辛い」といった意見は、複数の方から寄せられました。

 

調査結果まとめ

株式会社peekaboo ひろしま子育て情報サイト「pikabu」編集長より

 

今回の調査では、広島の子育て世代も“日々の暮らしのなかで物価高を十分実感している”、との結果がわかりました。

そんななか「子どもへの教育費は惜しみたくない」との保護者の声が大きかったのが印象的です。しかし、実際には塾・習い事の費用は値上がりし、保護者の所得が増えるわけではなく、希望と現実の乖離を感じます。

つい目の前の食品や日用品の値上がりばかりに目が行きがちですが、子どもの将来の教育機会を奪ってしまうことがないように、働く人たちの所得面にも目を配ってほしいと願います。

今後もpeekabooでは、広島子育て世代のリアルな声を集めた調査を行ってまいります。

 

 

【調査概要】

調査名 :<広島在住の子育て世代に聞いた>物価高騰で消費行動に変化は?子育て世代の不安と本音 緊急調査アンケート(2022年)

調査対象 : 広島県在住の20歳~49歳の子育て中の男女

調査期間 : 2022年11月15日~11月21日

調査方法 : インターネット調査

有効回答数 : 105

※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しています。

このため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。

 

【本件に関する問い合わせ先】

株式会社peekaboo

担当:青木優子

連絡先:080-5759-2860

メールアドレス:y-aoki@peekaboo.co.jp